2010年6月9日水曜日

道をひらく

松下幸之助著

私はまだまだやる気に満ち溢れているし、
業務上の大きな壁にはぶつかっていない。

しかし、今後実際の業務を行ううえで、
さまざまな壁にもあたり、心が沈むときもあると思う。
本書では、特に落ち込んだときや悩んだときに、
働く希望や動機を得て、自身を向上させるための心構えが書かれていたように思う。

まず心に残っているのは仕事に関する記述である。
仕事とは、「自分ができることというよりは、社会が求めているもの」である。
自分のやりたいことをさせてもらえない、という不満をよくあるが、
それは、社会の要請と、自分のやりたいことが一致していないからである。
自分がやりたいから、とか、できるから、といって、
強引に固執するのは自分勝手なことであり、
社会の要請に即したものである必要があるのだ。

次に印象に残っているのは、真剣勝負に関してだ。

『勝つこともあれば、負けることもあるなどと呑気なことをいってられない。
勝つかまけるかのどちらか一つ。負ければ命がとぶ。
真剣になるとはこんな姿をいうのである。
人生は、真剣勝負である。
だからどんな小さなことでも生命をかけて真剣に矢ならければならない』

全くそのとおりだと思う。
いつも命がけでやっていくことが大切だ。
自分はよく悪い意味で慣れることがあるが、
そんなことでは真剣勝負で負けてしまう。
かって生き残るために、「真剣勝負」を意識していく必要がある。

短編集ではあるが、
要所要所に非常に感銘をうける記述が多く、
楽しめた。

同期のかたは続編を買ったそうだ。
自分も続編も少し見てみたく感じた。

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