東野圭吾著.
約500ページあるが,一気に読んでしまった.
内容は,娘を殺された父親が,その復讐に犯人である少年を殺そうとするという話.
映画化もされているらしい.
事件の悲惨さの描写が鮮明で結構衝撃的だった.
父親の心情,少年法に対する疑問,警察のかたの悩み,登場人物の心情の変化がよくわかった.
特に少年の本質を非常に的確に描けていると感じた.
たとえば,
『「少年だから,名前はでないし,すぐに刑務所からも出してくれる.世間は守ってくれる」, 「どうしようもないのに,いつか忘れてくれるだろう,どうにかなるだろう」と甘く考える』と,描いているところとかだ.
東野圭吾さんは,心情を的確に描ける点がすごいのかもしれない.
自分には,事件の悲惨さにすこしショックを受けすぎたので,
すこしシリアスな作品はお休みしようかな..
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