2010年3月1日月曜日

シャーロック・ホームズの冒険

最近はまっているシャーロック・ホームズシリーズの3作目である.

短編集であり,それぞれはあっさり読める.
ちょっとした時間に読むには最適である.

長編と異なり,
登場人物の背景や想いを十分得られない.
ただし,そのトリックやストーリーには
熱中させるだけのものが十分書かれている.

覚書のため,代表的かつ記憶が鮮明な作品を載せる.
  • 赤髪組合
  • 花婿失踪事件
  • 唇の捩れた男
  • まだらの紐
本書を楽しむためには,
ホームズとワトソンが得た材料から,
犯人とそのトリックを割り出せるか推理することが重要だ.
そして,ワトソンのように
どうしてそんなことがわかるのだ!?
とホームズの推理に驚嘆するのは楽しい.

読みなれてくると,
犯人や動機に関して,
大まかな見当がつけられるようになってしまう.
中盤で,想像通りにいく展開をつまらなく感じたことがある.

犯人探しや,大雑把な動機だけでなく,
犯罪のトリックや,動機の詳細までを推理することが
本書の本質と考え,それらを楽しむべきだと思った.

忘れたころにもう一度手にとって読みたいと感じた.


シャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫)シャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫)
延原 謙

新潮社 1953-03
売り上げランキング : 16884
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

0 件のコメント:

コメントを投稿