現在実習させていただいているお店の会長が読んでいた本。
Book 1stの売上ランキングでも春以降上位にはいっており、気になっていた。
内容は、題名の通りである。
高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネージメント」(エッセンシャル版)を読みながら、
野球部を改革し、甲子園を目指す、という流れである。
本書で紹介される「マネージメント」の内容は非常に限られているため、
本当に経営について勉強したいならば、「マネージメント」自体を読むべきである。
それなのにこの本が売れる理由は下記の点にあると思う。
- 表紙のキャラクター
- 物語自信とそのわかりやすさ
まず、前者の表紙のキャラクターの萌え具合と、題名の「マネージメント」の堅苦しさ、とのギャップから、
いったいどんな内容なのだろうという興味がわく。
ビジネス書においてこのようなキャラクターが堂々と表紙を飾ることは珍しい。
私自身、このように売れている商品でなければ、本屋のレジに持っていくこと自体恥ずかしがっただろう。(実際にはAmazonで注文したので、本屋のレジに持っていったわけではないのだが。)
また、この物語自信、まぁよくできていると思う。不覚にも感動してしまった。
入院している親友の具合や、試合での決着方法など、「そうきたか」と思ってしまった。
本書を読んで、
主人公みなみのように、「何度も同じ本のフレーズを読み」、「それを実践しようとする」ところは大切だなぁと感じた。
これは、本の読み方の、ひとつの見本を提示していると思う。
いくら素晴らしいビジネス書・啓もう書でも、それをきちんと解釈し、実践にうつさなければ、本代の無駄である。
本は、一回読んだだけでは理解しがたい個所や、わかりにくい個所もある。
よって、何度もよみ、理解することが大切である。
また、得られた知識は実践に移してこと意味がある。
実践は簡単ではなく、勇気がいることであり、なかなかできない。
まず、人にその良さを話し、仲間を作り、実践を遂行していくべきなのだろう。
本書のみなみも最初は苦戦しながらも、「マネージメント」を実践していく。
非常に見習いたいと思った。
なお、本書の著者、岩崎夏海は男性のようである。しかも結構いかつい。
名前から女性だとばかり考えていた。。